その昔、10年以上も前。5人ぐらいのメンバーで、ボートから飛び降りた瞬間、水底が見えた。感激して、ドンドコ下を目指した。深そうなのに、全然気にならない(実際は、中層がレンズの役目をして浅く見えた、高透明度のなせる技)。気が付くと45m、ウッ減圧停止か!しかし、その下に鮫がうごめいている。ショーガ無い、少し上げて20m付近で壁沿いを流すことに。が、何か妙な空気を感じる。首だけ動かしてチラッと見えたのは紛れも無い鮫のシルエット、且つ真横に並んでいる。OK、
にと自分に言い聞かせる。しかし、不安で相手の行動から目が放せない「エラが忙しく動いている」しかもピンク色に、ドーモ興奮されている見たいだ。さらに背びれムナビレがコンコルドの様に胴体に収まりつつある。数分後、何事も無く過ぎ去った。
大抵の鮫はダイバーが行くと逃げ去るので、なるべくなら離れて観察した方が良好。